幻の尺アマゴ

平成16年5月09日(日) 曇 水温13℃ 笛吹川本流域

ゴールデンウイークも終わり、始めての日曜日だ。
実は連休中、家族サービスと百姓などで一度も川に行かなかったのである。
行こう、行こうとは思っていたのであるが、休みなんてものは時間が経つのが早くて結局行かず終いだったのだ。
まあ、連休中には普段釣り人の姿をあまり見ない笛吹川本流域でも、釣り人の姿を毎日見かけるので釣りに行かないのも事実である。
何てったって、笛吹川が窓から見れて川の音まで聞こえる場所に住む私は、釣りに行こうと思えば毎日行くことが可能で、休みだからって目くじらを立てて行かなくても良いのである。
都会に住む釣り師にとっては羨ましいことであるのだが、この場所で生まれ育った訳なので仕方がないことなのである。
しかし、その素晴らしい環境で暮らしているにもかかわらず未だ釣りの腕は無い。



さて、朝4時半に目が覚め、はじめに腰の様子を伺った。
一昨日の昼、重い荷物を持ち立ち上がった瞬間に腰をグキッっとやってしまい、トラックのクラッチを踏むのも難儀するほど痛かったのである。
幼少の頃から遊んでばかりいて、大人になっても遊んでばかりいた私は体力勝負の仕事に就く羽目になり、トラック屋という体力と自動車免許があれば誰でも出来る仕事をしている。
まあ、性格上、机の前に座る仕事など出来ないのであるから、結局トラック屋は天職なのかも知れない、と思う今日この頃。
トラック屋といっても様々であるが、私の運んでいる荷物は重いのである。
なにせ鉄の塊を一日に数十社のお得意さんに届けるのであるが、殆どが手で持ち荷下ろしをするのである。
時には、100sを越える鉄の塊を持ち、ヨロヨロしながら「こんちは!」と愛想を振りまき、重そうな顔をオクビにも出さずに得意先を廻るのである。

で、一昨日の昼に変な体勢で重い荷物を持ち腰をやってしまった。

そんな訳で、今朝起きて一番最初に腰痛の確認をしたのである。
「ポン・ポン」   
少し痛む腰をたたきながら、バンテリンを塗りトクホンを貼る。
そこまでして釣りに行きたいのか?と思われるであろうが、そこまでして釣りに行きたいのであるから仕方が無い。

リハビリを兼ねて川の中を歩けばきっと良くなる!直るはず!

釣りバカ親父は川に到着だっ!

川に着くと車が2台停まっている、上流へ先行されたか・・・それとも下流へ先行されたのか姿が見えないため判断できず。
取り敢えず、目の前にある堰堤で久しぶりに少々粘ってみた。

竿抜けしているのか?7寸のアマゴが飛び出した、その後小さなアマゴも数尾タモに収まる。
7寸のアマゴを1尾、洗濯に使用する網を改造した活かし魚籠(写真はコチラ)に入れ、次のポイントを目指す。
いつもは7寸クラスの魚はリリースしているのだが、先日友人に「魚食いてぇ〜なぁ〜」と言われ、「釣れたらやるよ!」と見栄を張っていたので、今日はお持ち帰りなのである。

どうも、先行者は釣り上がったかな?
食いが渋くなり、アタリはでるがアワセきれない、セオリーに反して釣り下がれば良かった?と思うが後の祭りで仕方がない。
竿抜けしているだろう、小さなポイントを重点的に釣り上がる。
小さいのは出る、お持ち帰りサイズも何とか数尾釣れると、次は大物か!と自然に欲が出てくるものである。

大場所で粘った・・・。

大物釣りの百流し!とまではいかないが、それでもオモリを変更し、タナを調整しながら数十回流した。

その時!

のった!

ギューンとしなる竿、綺麗な弧を描く。

一気に下流へ・・・諦めた魚は一気に上流へ・・・・久しぶりに味合うこの感覚。
何分ぐらいだろうか?魚に合わせて移動をしているウチに少しずつ力を入れなくても、竿の力だけで寄り始めた。

慎重に、慎重に・・・・

やった!綺麗な尺越えのアマゴをゲット!

久しぶりに、綺麗な写真でも撮るか!と思い、生け簀を作りその中に魚を放した。
今思えば、この珍しい行動がいけなかった。
カメラを持ち、レンズカバーを開くとウイ〜ンとレンズが出てくる。

マクロのスイッチを入れ・・・ハテ!?・・・変だぞ?

レンズカバーを閉じ・・・・アレ!?・・・・閉じないぞ?

数回同じ事をするが、一向にカメラは反応せずにファインダーの横の小さな電球がピコピコ点いては消え、消えては点く。

壊れた・・・。

諦めて、ふと生け簀を覗く。

!?

!?・・・・









逃げられた〜愕然とした。



オリンパスのX-200というカメラであるが、イマイチ大きいのでカミさんを騙してμ-300ていう生活防水のカメラに買い換えようと思いた矢先の事件である。


カメラは壊れ、久しぶりの尺アマゴには逃走された釣り師は、友人宅に向かった。
友人の家に着くなり、魚を渡し今日の出来事を説明すると
「ほら、これ息子に誕生日のプレゼント!」と綺麗に包装された箱を嫁さんから戴いた。

しっ、しまった、今日は息子の誕生日だった・・・。

一人息子の誕生日を忘れ、釣りに没頭していたから罰が当たったのか?

家に帰り
「7歳の誕生日おめでとう!プレゼントでも買いに行くか!」
と、息子に言った。

誕生日を忘れていた後ろめたさから、カミさんカメラを壊して買ってくれとは流石に言い出せなかった。
亡き反省ザルの次郎君を見習って、釣りバカ親父は当分の間、反省することであろう?

そんなこんなで、しばらくは釣行記での写真は無いかも知れませんが、ご了承下さい。
もう一台、オリンパスのC3030ていうカメラが有るんですけど、デカいので川に持って行くことが出来ませんので・・・トホホ。
次回に続く
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