二つの釣り-出会い

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渓流釣りへの思い
はじめに
最初にお読み下さい。
二つの釣り
管理放流区域と未管理放流区域で分ける。
源流とは
未放流区域での楽しみ方を少し紹介。
渓流とは
管理放流区域での釣りの楽しみ方。
出会い
ある人物を師匠と呼び釣りについて学ぶ。
優柔不断
場所に拘らずに好きな場所で渓流釣りを楽しむ。
危険な遊び
自然の中で遊ぶことは何時でも危険と隣り合わせ。
最後に
他人に押しつけず自分のスタイルを大事に思う。

師匠の撮影した写真

N氏との出会いは遡ること10年になるのだが、兎にも角にも頑固で融通が効かないもうすぐ還暦の親父である。
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私が友人に誘われて渓流釣りを始めた頃にひょんな切っ掛けで知り合うことになり、師匠と呼ぶようになった。
この師匠は釣り場に行っても釣りのことは全くと言って良いほど教えてくれず、自分のペースで勝手に釣り上がり、挙げ句の果てには目の前でバシバシ渓流魚を釣ってしまうのだ。
初心者であった私はこのクソ親父(ごめんななさい)、いつかは歩くペースも釣りの腕も抜いてやる、と毎回のように思い後ろに付いてはテクニックを盗んだ。
結局、師匠の行動のお陰もあって初めてから3年後くらいに、ポツポツではあるが魚籠の中に魚を入れられるようになった。
教えを請うことになったのは釣法だけではない、何しろマナーと時間にはうるさい。
車の駐車、タバコの吸い殻、弁当などのゴミなど数えればキリが無い程なのであるのだが、一等うるさいのは時間を守ること。
数人の釣り友と出かけたりする際に遅刻などもってのほかで、待ち合わせの時間に遅れようものならもちろん罰金だし、下手をするとその場所には居ないのである。
師匠曰く、時間が守れない人間にマナーなど守れるわけが無く、そんな奴とは一緒に釣りに行かん、と数人の私を始め、弟子達は怒られているのである。
この頃は写真に夢中で、渓流釣りへ同行して戴ける回数も減った。
因みに写真の腕も超一級で、どこぞのコンテストに入選したり、本の表紙を飾ったり、とある場所では看板にも使われている
そんな忙しい師匠は希に我が家へ来ては、私の子供を孫のように可愛がる姿を見ていると、頑固だけどこの親父は本来は優しくて面倒見の良い親父であることを認識する。
師匠はPCが無く、このHPを見ることは無いだろうがこの場を借りてお礼を言おう。
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有り難うございます、長生きしろよ!
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